ラルタンについて


 超高齢化が進むなか、病院などの医療機関、老健施設などの介護施設では、「住み慣れた自宅で暮らす自立した力」を取り戻すための専門的治療・リハビリテーション・生活訓練に取り組んでいます。
 その一方で、介護の担い手がいない、老老介護、独居などの理由で在宅復帰ができない方も少なくありません。
 NPO法人つなぐでは、天草市下田地区に「訪問看護ステーションあこう」を設立し、地域のみなさんが、自宅で安心した生活がおくれるためのお手伝いをします。
 医療と生活を結びつける看護師、自宅でも機能回復訓練を行うためのリハビリ療法士が、自宅に訪問し看護ケアやリハビリテーションを行います。

 引きこもりがちな独居・老々介護などの方々への安否確認を、地域行政の方と協力して行います。
 訪問するお宅の周辺宅の安否確認・健康相談などをさせて頂き、気になる情報などを行政と共有することで、生活困難者の早期発見・早期介入のお手伝いをしたいと考えています。
 また、気になる方には、NPO法人の多職種(医師・薬剤師・管理栄養士など)も同行いたします。

 要支援判定の方には、地域包括支援センターで、介護予防ケアプランを作成し、介護予防サービスでの訪問看護・訪問リハビリテーションを受けることができます。
 要介護の方には、介護支援専門員(ケアマネージャー)がケアプランに訪問看護を組み入れ、居宅支援サービスで訪問看護・訪問リハビリテーションを受けることができます。

 自己負担額は利用回数・時間・地域・加算によって異なりますが、目安としては、訪問看護は60分未満で850円、訪問リハビリテーションは40分で700円くらいとなります。

 主治医から「訪問看護指示書」が交付された在宅療養者が利用できます。
 医療保険より介護保険が優先されますが、介護保険認定でも、がん末期、難病、病状の増悪、退院直後の方は医療保険で行われます。

 自己負担額は医療保険の負担割合・加算・サービス契約によって異なりますが、目安として訪問看護・訪問リハビリテーションともに、8,000円前後の1〜3割となります。

 温泉宿と契約し、宿泊の方などの、体調不良で「ちょっと看護師さんに相談したい」への対応や、スーパーと連携し、買い物になかなか行けない部落での安否確認訪問の際、買い物リストをとりまとめ、効率よく店舗の方が配達がいける調整なども。
 介護施設と連携し、リハビリ専門職がいない介護施設と連携し、理学療法士や作業療法士が赴き、個別リハビリや集団リハビリのアドバイスを行います。